クリーンベンチで無菌操作を実現
クリーンベンチって言葉、聞いたことありますか?
あなたが理系の人間だったら、耳にした事があるかもしれませんね。
クリーンベンチとは、生物関係の研究に用いられる、
無菌操作をするための装置のことです。
無菌操作とは、ホコリなどに紛れた、
周囲からの微生物の混入を避ける事を意味します。
日本の有名な大手企業では、日立のクリーンベンチや、
サンヨー、ナショナルのクリーンベンチあたりが有名ですね。
マイナーどころでは、
オリエンタルやダルトン、ユヤマのクリーンベンチも、
そこそこ知名度があります。
正式な日本語名称は、無菌実験台と言いますが、
通称でも商品名でも、クリーンベンチという名前の方が、
通用しているのが現実です。
クリーンベンチの使い方に関する注意点としては、
クリーンベンチを使用したからと言って、
完全に無菌操作が保証される訳ではない、ということです。
例えば、外から持ち込んだ器具滅菌されていても、
外気に触れた時点で、無菌状態ではなくなります。
また、人体や衣服を完全に無菌化するのは、現実問題で難しいです。
安全キャビネットとクリーンベンチの違いとは?
クリーンベンチと似た装置に、
安全キャビネットというものがあります。
この、安全キャビネットとクリーンベンチとの違いは、
一体何でしょうか?
基本的な考え方として、
クリーンベンチ = 外から内側へののバイ菌を防ぐ
安全キャビネット = 内にある有害物の外側への漏洩を防ぐ
と思っていただければ、分かりやすいと思います。
クリーンベンチと安全キャビネットについて考えるなら、
気圧の違いに着目すると、とても分かりやすいです。
クリーンベンチは、内側の気圧が外側よりも若干高くなっているので、
外側の空気を内側に吸ってしまう事がありません。
逆に、内側の空気が外側に出て行くような気圧設定になっています。
これを、安全キャビネットで行ったら、
中の有害物質が外側に漏れてしまうので、
大変なことになりますよね?
ですから、安全キャビネットの場合は、
内側の気圧が外側よりも低くなっています。
これにより、外側から空気が入ってくるはあっても、
中の空気が外に出ることはなくなるので、
有害物質が外に漏れずに安全というわけです。
クリーンベンチのお値段
クリーンベンチの値段はピンキリですが、
精密機械ですので、一般の人から言わせてみれば、
高価と感じる値段設定になっているでしょう。
クリーンベンチをレンタルしたり、
中古で買ったりすることも可能ですから、
クリーンベンチを購入したくても予算が足りない場合は、
そういった別途手段を検討してみることも、大切でしょうね。